久しく更新が止まっていましたが、久しぶりに更新です。
今日はデータベース関連の書籍を読み、とてつもない良書だったので紹介です。
その本がこちら。
@t_wadaさんに勧められて土日で一気に読破しました。
サブタイトルに「初級者で終わりたくないあなたへ」とありますが、データベースを軽く知っている程度(基本情報技術者試験で勉強した程度)でも、十分についていける内容です。
データベースを日頃から生業としている人にとっては、前半の正規化の説明などは釈迦に説法かと思いますが、改めて読むと復習も兼ねて得られるものも多いかと思います。
この正規化の話も含め前半はデータベースの基本的な話で、後半からがこの本のクライマックスになります。
「指南書」と銘打っておきながら、いきなりバッドノウハウが紹介されます。さらに、バッドノウハウが終わってもまだグレーノウハウが紹介されます。それだけデータベース設計の中にはバッドノウハウやグレーノウハウが満載ということなのでしょう。
きちんとデータベースの正規化をして、バッドノウハウやグレーノウハウにもなっていなければ、それなりに良いデータベース設計ということになるのではないでしょうか。
最後の方には、リレーショナルデータベースが不得意とするツリー構造の実装方法についても載っています。入れ子区間モデルの話は恥ずかしながら初めて出会ったので、ツリー構造を実装しなければいけない時が来たら、採用を検討してみたいと思います。
なお、最後の参考文献案内で
Bill Karwin 『SQL Antipatterns』
が紹介されており、「惜しむらくは、この本も邦訳がありません。」とありますが、@t_wadaさんががっつり訳してくれています。
ちなみに、他に@t_wadaさんがオススメしていたのは、
でした。これらの本も読み終わり次第、紹介していきたいと思います。